レクリエーション活動援助法

問題35 レクリエーションの発展過程に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを1つ選びなさい。
A 国際レクリエーション協会の「レジャー憲章」において、レジャーに対する権利が示さ
れた。
B アメリカでは、プレイグラウンド運動によってレクリエーションが普及した。
C イギリスでは、レクリエーション運動の中でセツルメント活動が生まれ、発展した。
D 日本では、第二次世界大戦後、日本レクリエーション協会が設立され、地域、学校、職
域で活動が展開した。
(組み合わせ)
A  B  C   D
1.○ ○ ○ ×
2.○ ○ × ○
3.○ × ○ ○
4.× ○ × ○
5.× × ○ ×
答え:正解 2
A、D ○ 国際レクリエーション協会の「レジャー憲章」(1970年)において、レジャーに対する権利が示されました。国際レクリエーション協会とは、「全米レクリエーション協会」を前身とする団体であり、1956年に関係団体が総合されて「世界レジャー・レクリエーション協会」となっています。日本には加盟組織である日本レクリエーション協会(昭和22(1947)年設立)があります。
B.○ アメリカでは、プレイグラウンド(運動場)を含む公園に地域社会のセンターとしての役目を与え、スポーツ活動等多くのレクリエーション活動が提供されました。プリグラウンド運動とは、遊技運動を訳されていて、アメリカではプレイグラウンドを含む公園に地域社会のセンターとしての役目が与えられています。また、アメリカではプレイグラウンド法が制定(1907年)されています。
C.× セツルメント活動とは、20世紀初めにスラム対策として欧米で始められたものです。ボランティアがスラムに居住して、日常生活を通じて住民の生活の改善を図る活動をいいます。セツルメント活動のなかでレクリエーション運動が発展しました。

問題36 レクリエーション活動援助計画の立案に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。
1.利用者の思いや願いを反映させる。
2.利用者や家族からの聞き取りや行動の観察などを通して、情報を得る。
3.レクリエーション活動によってQOL(生活の質)の向上を図るという観点から、情報を得る。
4.利用者がレクリエーション活動を楽しみ、より生き生きとした生活を継続できるようにする。
5.利用者それぞれのニーズに応えるのは困難であるが、画一的なプログラムを立てる。
答え:正解 5
1、2、3、4 ○ いずれも、レクリエーション活動援助の立案に際して、適切な対応といえます。
5.× レクリエーション活動では、利用者の多様なニーズに応えられるような工夫を行い、画一的にならないような配慮が望まれます。

問題37 介護予防通所介護費にかかる次の加算のうち、レクリエーション活動援助を展開するにあたり、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.栄養改善加算
2.運動器機能向上加算
3.事業所評価加算
4.アクティビティ実施加算
5.口腔機能向上加算
答え:正解 4
1.× 栄養改善加算とは、低栄養状態、または、そのおそれのある利用者に対して、栄養状態の改善を図ることを目的とし、栄養に関する食事相談などの栄養管理を行うことで、所定管理を行うことで、所定単位数が加算されるものです。
2.× 理学療法士等を中心に、看護・介護職員等が共同して利用者の運動機能向上を図るサービスを実施した場合に加算されるものです。
3.× 事業所評価加算とは、運動機能向上加算、栄養改善加算等を算定している、介護予防通所介護及び事業所を対象に、利用者の要支援状態の維持・改善の割合が一定以上となった場合に加算されるものです。
4.○ アクティビティ実施加算とは、集団的に行われるレクリエーション、創作活動等の機能訓練のことですが、この加算は廃止され、利用者の生活機能の向上を目的として共通の課題を有する複数の利用者からなるグループに対して実施される日常生活上の支援のための活動(生活機能向上グループ活動サービス)を行った場合に所定単位数が加算されるようになりました。
5.× 口腔機能向上加算とは、摂食・嚥下機能などに問題を有する利用者に対して、言語聴覚士、歯科衛生士又は看護職員を1名以上配置して行われるサービスです。

(レクリエーション活動援助法・事例問題)
次の事例を読んで問題38から問題40までについて答えなさい。
[事 例]
一人っ子のFさん(39歳、男性)は、スポーツ万能で成績も優秀であった。大学卒業後、大手企業に勤務していた。結婚を3ヶ月後に控えた29歳の時、プールに飛び込んだ際、頸椎を損傷して四肢麻痺となった。受傷前は婚約者と映画を一緒に見に行ったり、自分たちの子供を夢見て語り合ったりしていたが、受傷から1年後、自ら婚約を破棄した。
2年前の37歳の時に身体障害者養護施設に入所した。パソコンで各種ホームページを見る生活が中心であり、施設内での行事への参加には積極的ではないが、様々な情報を収集して施設内で啓発する役割には生きがいをもっている。最近「若いことは楽しかった」と漏らす。昨年、父親を亡くした際に、「親戚、友人や同窓生に会いたくない」と通夜や葬式の参列を拒んだことから、唯一の肉親である母親との面会は途絶えている。パソコンでメールをやりとりしている友達はいるが、自分に障害があることを伝えていない。

問題38 次に記述のうち、レクリエーション活動援助を計画する際に、Fさんの現状を把握したものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.受傷後は婚約を破棄したが、今は新たな出会いを強く求めている。
2.プールで受傷したが、できたら若いころのように泳ぎたいと願っている。
3.パソコンでメールをやりとりしている友達とは会っていないが、何でも相談している。
4.受傷前は楽しい日々を送っていたが、今は施設での役割を担い、生きがいとしている。
5.一人残された母親の将来は不安だが、一緒の趣味を探そうとしている。
答え:正解 4
1.× Fさんは「施設内での行事への参加には積極的でない」とあることから、新たな出会いを強く求めているとまではいえません。
2.× Fさんが、若いころのように泳ぎたいと願っているとの記述は見られません。
3.× パソコンでメールをやりとりしている友達はいるが、自分に障害があることを伝えていないとあることから、友達に何でも相談しているとはいえません。
4.○ Fさんは、受傷前は楽しい日々を送っていたが、今は施設での役割を担い、生きがいとしています。
5.× 母親との面会は途絶えているとあり、一緒の趣味を探そうとしているとはいえません。

問題39 今後のFさんに対する社会参加を推進するためのレクリエーション活動援助に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。
1.施設内のクラブやサークルへの参加を働きかける。
2.同窓会に積極的に参加するよう働きかける。
3.近隣のイベント情報を入手し、施設や他の利用者に発信するように働きかける。
4.映画鑑賞会を企画し、パソコンで案内状を作成するよう働きかける。
5.インターネットを利用した交流を働きかける。
答え:正解 2
1、3、4、5 ○ Fさんは、パソコンを使って施設内で一定の役割を果たすことには生きがいをもっており、いずれもFさんの現状には適切な働きがけといえます。
2.× Fさんには、新設や友人、同窓生に会いたくないという気持ちがあることから、同窓会に積極的に参加するよう働きかけるのは適切ではありません。

問題40 Fさんとの接し方に関する次の記述のうち、適切でないものを1つ選びなさい。
1.思いや望みを聞くような機会を多くもつ。
2.彼岸などの時期に墓参りへの声かけをする。
3.メールを個人的に交換できるようにアドバイスをもらう。
4.母親と面接することについて話題にする。
5.外出プログラムへの働きかけを行う。
答え:正解 3
1、2、4、5 ○ いずれもFさんとの接し方として適切な働きかけといえます。
3.× 施設内での公平な立場であるべきサービス提供者が、特定の利用者と個人的なメールのやり取りを行うのは適切ではありません。

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