家政学概論

問題49 生活習慣病の予防と食事に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.糖尿病予防の食事として、糖類の摂取量を増やす。
2.高血圧症予防の食事として、カリウムの少ない食品を摂取する。
3.骨粗鬆症予防の食事として、リンを多く含む食品を摂取する。
4.虚血性心疾患予防の食事として、動物性脂肪を多く含む食品を摂取する。
5.動脈硬化症予防の食事として、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含む食品を摂取する。
答え:正解 5
1.× 糖尿病予防の食事として、糖類(炭水化物)の制限と栄養バランスのとれた食事が重要です。
2.× 高血圧症予防の食事として、カリウムの多い食品を摂取することが重要です。また、ナトリウムの多い食品の過剰摂取に注意します。
3.× 骨粗鬆症予防の食事として、リンではなく、牛乳や小魚のようにカルシウムの多い食品の摂取が重要です。
4.× 虚血性心疾患予防の食事として、動物性脂肪を多く含む食品の過剰摂取に注意しなければなりません。
5.○ ドコサヘキサエン酸(DHA)は、人間の体内では合成出来ない必須脂肪酸であり、動脈硬化症予防の効果があるとされています。

問題50 食物繊維に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1.腸内細菌によって分解され、エネルギー源として利用される。
2.コレステロールの吸収を抑制する作用がある。
3.不溶性食物繊維に比較して、水溶性食物繊維の方が排便促進効果がある。
4.目標摂取量は、成人1日当たり10gとされている。
5.過剰摂取により下痢が起こっても、カルシウムや微量元素の体外排出には影響しない。
答え:正解 2
1.× 食物繊維は、人の消化酵素によって消化されず、腸内細菌によって分解されますが、そのエネルギー量は少なく、本格的なエネルギー源としては利用されません。
2.○ 食物繊維には、胆汁酸やコレステロールを吸着して、体外に排出する働きがあります。
3.× 不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収してふくらみ、腸を刺激して蠕動運動を活発にすることで便通を促進する働きがあります。
4.× 食物繊維の成人1日当たりの目標摂取量は、男性で20g、女性では17~18gとされています。
5.× 食物繊維の過剰摂取は、下痢を起こし、カルシウムや微量元素が体外排出されることがあります。

問題51 高齢者の食事に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.唾液の分泌量が減少するので、調理形態を工夫する。
2.腸管の運動機能が低下するので、流動食を基本とする。
3.酸味の強い方がむせにくいので、合わせ酢などは酸味を強くする。
4.全がゆを作るには、米に2倍量の水を加えて弱火で約50分間加熱する。
5.汁物は、でんぷんなどでとろみをつけると、むせやすくなる。
答え:正解 1
1.○ 高齢者では、口腔乾燥、唾液の分泌の低下がみられるので、誤嚥などを防止するために料理にはとろみをつけるなどの工夫が必要となります。
2.× 流動食にも効果はありますが、腸管の運動機能が低下する危険性があります。
3.× 酸味の強いほうがむせやすいことから、料理は酸味を強くしすぎません。
4.× 全がゆは、米1:水7の割合で作ります。
5.× 汁物は、とろみをつけることによってむせにくくなります。

問題52 ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1.人の腸内では増殖しない。
2.原因食品は鶏肉が多い。
3.食品以外の感染経路はほとんどない。
4.熱に強く、調理加工時の熱では死滅しない。
5.夏よりも冬に多く発生する。
答え:正解 5
1.× ノロウイルスは、人の腸内で急速に増殖します。
2.× ノロウイルスの原因食品は、カキなどの二枚貝が多いです。
3.× ノロウイルスは、食品以外にも感染したヒトの糞便や嘔吐物で感染します。
4.× ノロウイルスは熱に弱く、加熱することで死滅しやすいです。
5.○ ノロウイルスは、夏よりも気温の低下する冬に多く発生しています。

問題53 高齢者の衣生活に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1.高齢者は、地味な色柄のものを選ぶと良い。
2.既製服のズボン丈や袖丈については、大半の高齢者に合うものが豊富に出回っている。
3.高齢者の衣服には、ゆとり量が少ないものが適している。
4.更衣動作に配慮して、開閉部やアームを工夫したものが着やすい。
5.型崩れの少ない、硬めの素材が適している。
答え:正解 4
1.× 高齢者にもさまざまな好みがあることに留意しなければなりません。
2.× 高齢者に合う既製品は少なく、購入時に調整を行う必要があります。
3.× 高齢者の衣服は、ゆとりがあって動きやすいものが適切といえます。
4.○ 高齢者の衣服は、更衣動作に配慮して、開閉部やアームを工夫したものが着やすいです。
5.× 高齢者の衣服は、硬めのものよりも軟らかい素材が適しています。

問題54 おむつに関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。
A おむつは、使用する本人にとって心理的な抵抗がある。
B 高分子吸水ポリマーを用いた紙おむつは、おむつかぶれにはならない。
C 吸収量の多い紙おむつに使用目的は、介護者の負担の軽減である。
D 紙おむつは、利用者の体型、尿量に合わせて種類を選ぶ。
(組み合わせ)
1.A B
2.A C
3.A D
4.B D
5.C D
答え:正解 3
A.○ おむつには、心理的な抵抗感があることに留意しなければなりません。
B.× 高分子吸水ポリマーを用いた紙おむつであっても、おむつかぶれの危険性はあることに留意しなければなりません。
C.× 吸収量の多い紙おむつに使用目的は、利用者本人の状況に応じて本人の負担が少ないことから配慮して用いられます。
D.○ 紙おむつは、利用者の体型、尿量などの状況に合わせて種類を選ぶ必要があります。

問題55 高齢者に配慮した住環境に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。
A 寝室とトイレの温度差をなるべく少なくする。
B 視力の低下に配慮して、照度基準よりやや暗い照明にする。
C 転倒防止のため、高低差が小さい段差より大きい段差の解消を優先する。
D 冷房の冷気は床面に溜まるので、足元が冷えないように注意する
(組み合わせ)
1.A C
2.A D
3.B C
4.B D
5.C D
答え:正解 2
A.○ 寝室とトイレの温度差を少なくして、体への負担が少ないようにしなければなりません。
B.× 視力が低下している場合には、照明は明るめがいいです。
C.× 段差そのものは好ましくありませんが、高低差が小さい段差の方が気付きに
くつまずきやすいことに留意します。
D.○ 暖かい空気は上昇して冷房の冷気は床面に溜まるので、足元が冷えないように注意しなければなりません。

問題56 「国民生活基礎調査(平成18年)」による世帯状況に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。
A 単独世帯の構成割合は、10%以下である。
B 高齢者世帯の平均所得は、約300万円である。
C 高齢者世帯の所得の内訳は、約70%が公的年金・恩給である。
D 暮らしが苦しいと答えているのは、高齢者世帯の40%以下である。
(組み合わせ)
1.A B
2.A C
3.B C
4.B D
5.C D
答え:正解 3
A.× 「国民生活基礎調査(平成18年)」によれば、単独世帯の構成割合は25%でした。平成24年の同調査でも単独世帯の構成割合は25.2%となっています。
B.○ 平成24年の上記調査でも、高齢者世帯の平均所得は、303.6万円でした。
C.○ 平成24年の上記調査でも、高齢者世帯の所得の内訳は、約69.1%が公的年金・恩給でした。
D.× 上記調査によれば、高齢世帯では約21%が大変苦しいと思っていました。平成24年の同調査でも大変苦しいと答えた高齢者世帯の場合は25.2%となっています。

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