精神保健

問題69 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1.知的障害を有する者は、「精神障害」の定義に含まない。
2.市町村は、精神保健福祉センターを設置しなければならない。
3.任意入院とは、精神障害者本人の同意に基づく入院である。
4.自傷他害のおそれがあると都道府県知事が判断した精神障害者は、医療保護入院となる。
5.精神障害者又はその疑いのある者についての診察の申請は、警察官又は検察官でなければ行うことができない。
答え:正解 3
1.× 「精神障害者」とは、統合失調症、精神作用物資により急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有する者というと定められています。→精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第5条
2.× 市町村には、精神保健福祉センターの設置義務はありません。→精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第6条
3.○ 任意入院とは、精神障害者本人の同意に基づく入院です。→精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第22条の3・4
4.× 医療保護入院とは、入院を必要とする精神障害者で、自傷他害のおそれはないが、任意入院を行う状態にない者を対象として、本人の同意がなくても、精神保健指定の診察及び保護者の同意があれば入院させることができる入院制度です。→精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第33条
5.× 精神障害者又はその疑いのある者を知った者は、誰でも、その者について指定医の診察及び必要な保護を都道府県知事に申請することができると定められています。→精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第23条

問題70 パニック障害に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
1.パニック発作では、現実の危険が存在しない中で、強い恐怖又は不快感を伴う特徴的な症状を示す。
2.パニック障害では、本人はあらかじめパニック発作の発生を予測できる。
3.パニック障害は、薬物違法、認知行動療法、その併用などによって改善が期待できる。
4.特定の恐怖症や社会恐怖においても、パニック発作と類似した行動がよく見られる。
5.パニック発作は、不安障害だけでなく、他の精神疾患や身体疾患と関連して起こり得ます。
答え:正解 2
1、3、4、5 ○ パニック障害は、突然、起こる激しい動機や発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいといった体の異常と共に、強い不安感に襲われる病気ですが、検査をしても身体的な異常が見当たらないことが多いです。原因は、恐怖や不安に関係している神経伝達物資であるノルアドレナリンと、興奮を抑える神経伝達物資セロトニンとのバランスが崩れるためと考えられます。
2.× パニック障害は、前触れもなく、突然、起きることから、本人も発生を予測できません。

問題71 次の認知症を呈する疾患のうち、改善が最も困難と考えられるものを1つ選びなさい。
1.慢性硬膜下血腫
2.ピック病
3.正常圧水頭症
4.うつ病
5.甲状腺機能低下症
答え:正解 2
1.○ 慢性硬膜下血腫は、外科手術により経過が順調であれば手術直後から症状が改善する場合が多いです。
2.× ピック病の予防は現時点では不可能とされていて、有効な治療法も確立されていません。
3.○ 正常圧水頭症では、髄液の流れを改善するシャント手術が行われますが、多くの場合、術後の症状改善が確認されています。
4.○ うつ病対しては、薬物療法や認知療法などの治療法が確立されています。
5.○ 甲状腺機能低下症に対しては、多くの場合、甲状腺ホルモンの投与により改善が期待できます。

問題72 精神状態に関する次の記述のうち、適切なものの組み合わせを1つ選びなさい。
A 思春期やせ症は、男子に多い。
B 初老期には、うつ病が好発する。
C 高齢期には、孤独感を感じることが多い。
D 終末期の精神状態は、安定していることが多い。
(組み合わせ)
1.A B
2.A C
3.B C
4.B D
5.C D
答え:正解 3
A.× 思春期やせ症(小児期発症神経性食欲不振症)は、中学生から高校生の女子に圧倒的に多くみられますが、男子の発症例も増加傾向にあります。
B、C ○ 初老期には、定年退職や配偶者の死など喪失体験が増えることに伴い、孤独感を感じることも多く、うつ病が起きやすくなります。
D.× 終末期の精神症状は、安定せず、うつ状態に陥ったりすることが多いです。

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